
発音だけで勝負しない!
英検1級の2次試験はCSE導入後、帰国子女とか海外経験者は有利な試験に変化してきています
発音に自信がない純ジャパの英語学習者なら帰国子女の人と比べて発音の採点項目で苦労するかもしれません
ネイテェブ並み発音ができる人なら発音で9や10を取れる会話もスラスラ話せるわけで確かに英語を話す試験である以上有利になるはず
ではネイテェブ並み発音でない人が英検1級の面接試験に受からないのかというとそんなことはありません
確かに発音では帰国組の人にはかなわないかもしれませんが他の採点項目でカバーして合格することは十分可能だし恐らく大多数の日本で英語を勉強してきた学習者はそうしているんではないでしょうか
今まで日本で英語を学習してきた純ジャパの英語学習者が英検1級の面接試験に突破するための攻略方法を少し考えてみます
何も考えずに受験するのではなく戦略を考えて面接試験に挑んだほうが合格により近づくはずです
英検1級2次試験の採点項目は4項目
英検1級の2次試験を受験して、受験後に郵送される試験結果にも記載されていますが採点項目は4項目です
・スピーチ 10点満点
・発音 10点満点
・文法 10点満点
・インタラクション 10点満点
試験ではこの4項目を各10点満点で評価されます
CSEスコアで各採点項目の点数が変換され850点満点602点以上で合格とされるわけです
受験者が気にしないといけないのはCSEスコアではなく素点である各項目の点数
各項目の合格基準の点数はA日程で28点、B~C日程で26点が合格基準の点数として決められています
なので各採点項目で10点中何点取るのかが問題です
純ジャパで発音がネイテェブ並みでない人は発音の採点項目を捨てるのも戦略の一つ
A日程で受ける人、B日程で受ける人それぞれ違いがあるかもしれませんが一般的なB日程で考えると
合格するために必要な各採点項目の合計点(素点)は26点です
つまり合格するには最低6+6+7+7=26点を取らなくてはなりません
無論、スピーチや文法、インタラクションで満点近く取れるなら満点をとった採点項目以外の点数は変化すると思います
ここでは一般的に純ジャパの英語を普段から話し慣れていない受験生の話なので合格最低点の基準で合格した場合の話で考えています
この時英語を話し慣れていない純ジャパ受験生の足を引っ張ってくるのは何かというと発音の採点項目です
発音は確かに正しい音で発音することは大事だし決して軽視してもいいという話ではありません
ただ、英検1級の発音項目で9や10取るのは帰国子女を含めネイテェブ並みの発音ができる人でないとちょっと厳しいかなって思います
発音矯正でも発音はある程度は直せるのは事実ですが2次試験を受験するまでの短い時間で発音項目で満点近く持っていくには無理があります
もし純ジャパの普段から英語を話し慣れていない受験生なら発音の採点項目は捨てて他の採点項目で満点近く稼げるように対策した方が合格の可能性を高めるはずです
・スピーチ、インタラクション、文法の採点項目で高得点をゲットする
色んな意見があるのはわかりますがこれも戦略の一つです
注意点:発音項目を捨てると言っても最低の合格基準は意識する
発音に関してはすぐには上達しません
発音矯正の学校に通うにしてもある程度時間が掛かります
2次試験までの短い時間でなんとかなるもんではありません
だからといって発音の採点項目が3とか4とかでは話にならないはずです
下手でもいいから
・聴き取りやすい英語を話す
・クリアにハッキリ話す
これらは大事なこと
特に日本人が苦手なRやLの発音などはしっかり押さえておく必要がありますので気を付けましょう
英検1級の2次試験で帰国子女以外の純ジャパ英語学習者が目指すべき発音項目の点数は6~7くらいあれば十分合格できます
逆に6を下回ると残念ながら不合格になる可能性が一気に高くなるはず
発音は基本的な英語の音を押さえて高得点じゃなくてもいいから最低6点は死守することは大事
これは絶対です
発音で6点を下回ると他で挽回するのは結構難しいはずです
・スピーチ、インタラクション、文法で点稼ぎ
・発音の項目は絶対6点はゲットしよう
発音が苦手な人が発音項目以外で高得点を取る方法
私も英検1級の2次試験は不合格を何度かくらった経験があります
そうした経験上合格した時と不合格であった時の状況を比較した時に一つ気が付いたことがあるのです
不合格の時に私が2次試験で話した内容の英語は自分らしさ、オリジナリティが圧倒的に不足していた気がします
とにかく無難に対策本もモデルスピーチのような話し方で英語を話す感じでまるでロボットみたいな感じ
一言で言えば堅苦しく面白くない英語で会話している感じだったのかもと反省しています
2次試験は試験とはいえ英語のコミュニケーション能力を測る試験であり人対人で対話をする試験です
コミュニケーションをする以上ロボットのように単に対策本のモデルスピーチを暗記してアウトプットして話すだけなら面接をしている試験官も人なんで面白くないし印象も悪くなると思います
よく考えてみてください
英検の面接をやってる試験官は1回の面接試験で数十人程度の受験生をさばきます
恐らく大多数の受験生は英検1級面接大特訓などの対策本のモデルスピーチ集を丸暗記して試験に挑んでいるはず
そしてほとんどの受験生が対策本の内容と似たような内容のことを話し始めるわけです
試験委員の立場で考えると”あっまたかよ”っ飽き飽きしてる方も多いんじゃないでしょうか
そうなれば結局人それぞれ固定概念もあるんで他の受験生と比較されてしまうわけでオリジナリティがない人の点数は必然的に低く評価されてしまう
単に英語を話すだけでなく相手がいることを意識して話すこと
これは本当に大事
それもインタラクションの一つだし相手を意識した対話をするだけでもインタラクションで高得点を取ることは十分可能なはず
具体的にはスピーチや質疑応答において聞かれたことに対して自分のオリジナルな経験談とかを含めると高得点に繋がるはずです
・ただ英語を話すだけでなく自分の経験談を含めて話してみる
面接試験で苦戦していて不合格続きの人は1センテンスでいいんで自分の経験談を含めて話してみてください
点数アップに繋がると思うし発音項目の点数を簡単にカバーできると思います
まとめ~純ジャパ英語学習者が2次試験に合格するのはコミュニケーションの質
正直ずっと日本で暮らしている我々のような日本人学習者は帰国子女みたいなネイテェブ並み発音で英語を話すのは非常に難しいことだと思います
発音矯正も学校に行くにしても時間やお金もかかってしまう
なので英検1級の面接試験での発音に関しては必要最低限の相手に分かる聴き取りやすいクリアなプレーンな英語で話すだけ大丈夫です
勿論、発音は最低6点は絶対に取る必要がありますがその他の項目でしっかり点数を稼いだら問題ないはず
英語のコミュニケーション能力を試す試験ですので自分よがりの英語を話すのではなく相手(試験官)を意識して会話を楽しむような感じで挑めばいい
会話の中で聞かれた質問に対しで自分の経験談や率直な考えを含めて会話が出来たら自然とオリジナリティある英語に変化しますし英検の面接官はそういう部分を見ているのだと思います
話している相手が飽きない英語を話しさえすれば発音がネイテェブ並みでなくても他の項目の点数が自然に上がるんで良い結果に結びつくはずです
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