
英検1級面の不確実な要素
英検1級の2次試験は人が人を評価する試験です
英語を面接で評価する試験といっても受験後に結果を見ると自分の感覚とかけ離れた評価がされていることもあります
面接官も人なんで評価や採点に関する考え方に若干違いが出るのは仕方のない話
私は英検1級の面接はAIで採点評価を行っていたり、しっかりとした採点基準で試験が行われてると思っていますが過去の受験で面接官には絶対当たり外れがあるなと感じたことがありました
英検1級の面接官に当たり外れがあるがあると言うと、そんなことは絶対にない
お前の実力がないだけだという人もいるかもしれない…
それは私もその通りだと思いますし英検1級の面接はスタンダードを満たさないと合格しない試験
実力なしには受かりません
今日はその前提で私が英検1級の2次試験に苦戦していた時の状況を思い出して当たりの時の面接官と外れのときの面接官の特徴について比較してみます
初めての英検1級2次試験で遭遇した全否定型の面接官
英検1級の1次試験に初めて合格してうれピーと舞い上がっていて、初めて面接試験を受験していたとの話です
2次試験まで時間的な余裕のない中、2次試験対策の本をなんとか読み終えて挑みました

スピーチの練習を自分でしたり、通勤の時も必死に読み込んでいましたね
ただ、初めての受験だったんで緊張していましたし面接が一体どういうものなのかもわからず不安でいっぱいだったのを覚えています
そんな気持ちでいざ面接会場に向かい面接室に入室すると、日本人の面接官と外国人の白人の面接官が2名座っていました
日本人の面接官は年配の男性で少し髪の毛を伸ばしてるような大学教授風の面接官でした
その人に発音は凄く綺麗な発音で流暢な英語を話す人で流石英検1級の面接官だなと感じたくらいです
白人の面接官はフレンドリーそうな面接官
基本は外国人の面接官はフレンドリーですw
ただ早口で話すのが印象的でした
日常会話とスピーチを終わらせ質疑応答が始まってから違和感が….
日本人の面接官が私が話すことを全否定してくるんですw
確かテロを根絶できるかという基本的なトピックだったんですが詳細は過去記事参照
面接官の特徴を一言でまとめると、質疑応答で私が言う発言に対して揚げ足を取ったり、全否定のオンパレードのちょっと意地悪な面接官だなって感じましたw
ディベートに近い物なんで揚げ足取るのは当たり前なのかもしれませんが重箱の隅をつついた感じで全否定するのはちょっとどうなのかと違和感だけが残る面接でした
しかも、別に話は詰まったりしていないのにインタラクションの採点項目は5/10点しかもらえなかったし散々な結果で不合格
恐らくその面接官にも政治的な考えや思想があると思うんですが、私が話したことはその面接官にとってのは相反する考えでダメだったのかなと…
本当の原因は分かりませんがインタラクションが5とかで非常に低評価を付けられたなら何か繋がるものがあるといえばあるわけです
でもこれは英語力を測る試験ですよね?
なんかおかしくないですかというのが1回目の面接試験の感想でした
ここは面接官との相性という面では外れの面接官だったのかというのが自分なりの答えです
ある意味どんな考えを持つ人とも上手く英語で会話を成立させるのもコミュニケーション
相手の表情や相手の話す内容・趣旨をシッカリ理解して気持ちよく会話することの大切さを学べたことは良かったことなのかと思います
後味の悪い面接でしたが次の面接に活かそうという気持ちになれたことには感謝です
2回目の英検1級の2次試験は一切目を合わせない陰気な爺さんの面接官
2次試験に不合格だったというショックもありましたが何とか2回目の2次試験に向けて勉強を再開しました
今回は値段が比較的安い大阪の英検対策ができる英会話学校で英検1級の面接対策もしてもらい準備は万全
先生からも2次試験では話そうとする姿勢や柔軟な英語での対応力が評価にも繋がるのでインタラクションは大事!しっかり目を見てアイコンタクトを含めて話すと良いとアドバイスを受けて2回目の面接会場に出向きました
いざ面接室に入室
面接官はいつも通り白人の外国人と日本人の面接官です
今回も外国人の面接官はフレンドリーな人
日本人の方が前回と同じく年配の男性で白髪の爺さんが座っていました
ただ問題は白髪の日本人面接官は何故か冒頭から無愛想でじっと下を向いて何やらメモを書きなぐっている
詳細は以下参照
日常会話~スピーチ~質疑応答といつも通りこなしましたが、今回はスピーチも時間制限ピッタリにスピーチが終わり白人の面接官も小声で”Good!”と呟いたのを覚えています
ただ日本人の面接官はずっと下を向いているだけ
アイコンタクトが重要だと言ってもこういう場合は目を見て話すなんて無理ですw
質疑応答も下を向いたまま私に英語で質問して、すぐに私が話す内容を机に向かってメモしてるのか採点評価してるのか知りませんが何かを書きなぐっているだけでした
ただ、私もそれはそれで仕方ないんで淡々と質問に答えて対応しましたよ
1回目の時以上に勉強もしたし、面接の準備もしっかりしたんで非常にスムーズでした
質疑応答もしっかり質問に答え無事面接終了
退室の際に外国人の方の面接官は” I thought you did a great job this time”と言ってくれたんでこれは合格してるんじゃないかと思いながら面接会場を後にしました
一方気になっていたことがあります
それは日本人の白髪の面接官は相変わらず無愛想に下を向いてなにか書類に記入しながら事務作業をしていて帰り際にも挨拶もしなかったこと
非常に淡々と無愛想な冷たい印象を受けましたねw
まあいいかと思い帰宅しました後日面接の結果が来ていました
結果は不合格
いやもうなんでって感じで頭が真っ白になったのを覚えています
日常会話、スピーチ、質疑応答と全てスムーズにこなしたのに何故って感じで、結果を理解できませんでしたが2回目の面接でも一つ学べたことがあります
それは
I thought you did a great job this time と外国人面接官に言われても不合格になる
ということですw
色々何がダメだったのかを考えてもやはりあの白髪に日本人面接官が外れだったとしか思えませんでしたw
ここまでやって落とされたことに理不尽さを感じましたし、しっかり答えて自分なりに出来が良いと思っていても不合格になるなんて…
1回目の不合格の時以上にショックでしたが英検1級の面接官にも色々な類の人がいる
こればかりは面接官との相性が悪かったんだと気持ちを切り替えて3回目の2次試験受験に向けて学習を再開しました
世の中理不尽なことはたくさんある
辛い人生のレッスンになりましたw
3回目の英検1級の2次試験は上品そうな女性の面接官
3回目に2次試験は2回不合格の烙印を押されているので正直精神的にも落ち込みと不安でまいっていました
ただ、今まで以上にスピーチの精度や質疑応答の精度を上げないといけないと感じていたことから背景知識のデータ収集や面接対策の学校にも通い発音矯正などにも力を入れました
正直1回目、2回目の2次試験の時よりかなりレベルアップした感じはしましたが不合格が続いているのでトラウマがありましたね
ただ、やるしかないという気持ちで挑みました
3回目の面接試験は以下記事参考
いざ面接会場に入室
すると面接官はイギリスなまりの外国人の面接官と女性の面接官が座っていました
イギリス人の面接官は結構早口で英語を話す面接官
日本人の面接官は大学教授のような上品そうな年配の女性です
挨拶を済ませて3回目の英検1級の2次試験開始
いつものように日常会話~スピーチ~質疑応答の流れです
今回のスピーチはトピックが難しい物ばかりで混乱しましたが冷静に今までの知識や経験をフルに活用して非常にスムーズに話せました
質疑応答も前回の面接官と違い日本人の面接官もしっかり目をみて話を聞いてきてて事務的ではなく自然に気持ちよく英語を話せたのを覚えています
特に質疑応答での質問に私がアフリカや中南米で暮らしていたこと例に挙げて話をすると興味を持っていただき会話も弾みました
面接官が違うだけでもこれだけ会話の流れが違ってくるのにも驚きがありました
面接官も事務的ではないしどげとげしくない
しっかり英語力や英語の対応力という部分を丁寧に評価してくれているんだなと受験者の目線でも感じることが出来ましたし、結果に関わらず気持ちよく英語を話すことができ清々しい気持ちで面接会場を後にしたのを覚えています
数日後いつものように試験結果が届いていましたが、何かいつもとは違う大き目な封筒が届きました
結果は遂に合格
本当に目標にしていた英検1級に合格でき本当に最高にうれしかったです
面接官の当たり外れは一つの要素として少なからず合否に影響が出るかもしれない
1回目から3回目のの英検1級の面接試験を通して感じたことは面接官によって2次試験の雰囲気や空気は違うということ
自分のパフォーマンスをフルに発揮できる環境を作ってくれる面接官こそ良い面接官だと思いましたし、面接官の当たり外れというのは一つ要素として絶対にあるはずです
ただ勘違いしてもらってはいけないのは、私の言っている面接官の当たり外れというのはあくまで合格するために必要な英語力があることが前提での話です
とりあえずなんか適当に英語を話せば合格するだろうという軽い気持ちで試験を受けても合格できるものではないはず
英検1級の2次試験に合格するくらいのレベルの英語力まで勉強して引っ張れば、あとは面接官との相性も一つの要素として影響するのではないかというのが私の率直な感想です
英検1級の面接試験ではAIを用いて採点評価が行われていることは別の記事で書きましたが面接である以上、人対人の英語というコミュニケーションを測る試験であることには変わりないはず
・相手と言葉のキャッチボールができる
・自然な英語が話せる
英検1級に求めらている英語力ってこういうことなんじゃないかなって今では思っています
2次試験で苦戦が続いている人は少し意識を変えるだけで良い結果に結びつくかもしれません
ではまた
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