
知り合いで最近英検1級の2次試験に苦戦して4回受験して不合格になった人がいる
英検1級は1次試験を合格したら1年間1次試験が免除されて2次試験を1年以内で初回含めて4回挑戦できる仕組み
ただ、この免除申請を最近使い切ってしまい不合格になる人が結構いる
私も2次試験に関しては苦労した方だけどなんとか3回目で合格しているのでセーフだったわけだけど4回受けて落ちたときの絶望感は半端ないんだとうなと安易に想像できます
辛いよね…
今回英検1級の2次を受験して不合格になる理由は何かを分析してみる
不自然なスピーチでロボットのように話す
不合格の人に良くある共通していることは最初の2分間のスピーチでロボットのように話すこと
こういう人は単に対策本のモデルスピーチを丸暗記してそのまま話すだけ
記憶を頼りに話すだけなので途中で詰まりながら話したり、完璧に暗記しているくらいの人は対策本テンプレの記憶をスラスラ話す
面接官は過去の何百人、何千人の受験者を審査している
なので対策本を丸暗記してそのまま話してる人って簡単に見抜けるはず
同じ試験で同じトピックに対して似たような内容のことをロボットのように話す受験者は間違いなく多いと思うので、面接官からしたらまたかと感じてしまうわけだ
結果、スピーチの評価・点数が下がってしまい不合格になってしまうことがある
もし合格したいのなら単に暗記するだけではなく極力自分の頭で考えた自分の言葉でスピーチをしないと相手に伝わりません
対策本のスピーチの内容を読み込んで背景知識を身に付けて活かすというのは良いことですが、ロボッツとのように暗記した内容を話すのは避けるべきです
あくまで自分の言葉で自然でスムーズな英語を心がけましょう
対策本を丸暗記して試験に挑んで似たようなことを試験でアウトプットした結果
実は私は過去に英検1級の2次試験で2回不合格をくらっています
結局3回目で合格しましたが、1回目~2回目のときの試験を思い出すとやはり自分の言葉というより単に面接対策本をそのまま丸暗記したものをロボットのようにスピーチした記憶があります
たまたま対策本に書かれたトピックと似たようなトピックが出題され迷わずそれを選択して暗記した内容をそのまま話したわけです
明らかにオリジナリティがないですしきっと面接官も違和感を感じたんでしょうね
2次試験の受験前はほとんどの受験者は英検1級面接大特訓などの対策本を読み込んできています
下手をすれば私の前に受けた他の受験者も同じ内容のことを話している可能性があるわけでウンザリしてたのかもしれない
1回目、2回目と不合格になった理由は暗記で勝負していた部分が大きいのかもしれません
質疑応答で沈黙

英検の面接で一番やってはダメなことがある
それは沈黙です
沈黙をすればインタラクションの採点項目が間違いなく大きく減点されます
質疑応答ではスムーズに自然な会話で対応する力が求められます
聞かれた質問が難しくて答えられない場合は繋ぎ言葉などを駆使して、考える時間を作って工夫することがコツです
沈黙は絶対NGなのでもし2次試験で質問に答えられずに沈黙してしまったという人はそれが不合格の原因かもしれません
目を合わせて会話ができていない!アイコンタクトがないと印象を悪くする
英語は言語です
なので会話が成立するには相手が必要です
なので人と話すときは相手の目を見て話しましょう
常識的な話ですが日本人はシャイな部分があり目を見て話さない人が結構多いです
話すときに視線を少し下に落として目を合わせないことが日常化していると外国人相手に話すときに印象が悪くなります
もし試験で面接官にアイコンタクトをせずに挑むとAttitudeの採点項目で失点をくらい不合格になるかもしれません
2次試験は英語の試験です
英語を話すときはしっかり相手の目を見て話しましょう
正しい発音ができていない
数年前から英検1級の面接試験ではAIを含めた採点評価を行っています
なので発音とか文法の間違いなどよりシビアに評価されているはずです
機械はそういうところの間違いを見つけるのは得意ですから
勿論ネィティブみたいな発音をする必要はありませんが正しく発音できていることは大事です
試験で間違った発音や聴き取りにくい発音で話してしまうと間違いなくPronounciationの採点項目が低くなります
発音が正確か不安がある人は事前に自分でスピーチしてみてその内容を録音して聴いてみるといいです
そうすればどこが聞き取りにくいのか、正確に発音できているのかを確認することができます
もしそれでも不安がある人は発音矯正などを試すとよいかもしれません
試験前に何回かレッスンを受けるだけでも効果がでるはずです
難しい単語を使いすぎて適切な表現ができていない
英検1級の面接試験だから変に意識してしまい難しい単語を使わなければヤバいと感じていませんか?
確かに英検1級の面接試験では採点項目にボキャブラリーと文法という採点項目があります
これは英検1級に相応しい単語や熟語を適切に使用できているかということや適切な文法で英語を話せているかという能力をみています
ただこれらを意識しすぎるあまりに無理に難しい単語を会話に組み込んだり、難しい文法や表現を会話に落とし込もうとしたりミスが増えてしまい失点に繋がります
単語や文法は1次試験で勉強してきているので会話をして入れな自然に適切な単語がでてくるはずなので試験ではあまり変な意識をせずに平常心で自然に会話が出来れば問題ありません
事実プレーンな英語を話しても合格できますから無理して難しい単語を使わなくてもOKというのが私の見解です
まとめ
英検1級の2次試験で不合格になる原因は基本的な部分をスルーしてしまい大きく減点されて不合格になるケースが多いです
・アイコンタクトをしない
・質疑応答での沈黙
・発音が間違っている
・難しい単語や難しい文法表現を無理やり話しに落とし込む行為
これらの項目は不合格になるよくある原因です
こういった基本的な部分を改善すれば合格に近づくはず
仮にこれらを改善したのに不合格だったというなら、それは単に面接官との相性が悪かったと思うしかないです
ほとんどの面接官は公平に採点してくれていますが、少なからずあんまりよくない面接官がいるのは事実です
そんな時は運がなかったと思うしかありませんが、改善すべき部分は修正してやるべきことをしたうえで試験に挑むべきだと思います
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