
難化傾向にある2次試験の傾向と対策
英検1級の2次試験が先日行われて既に結果が発表されてます
ネット上でも色々な意見が囁かれていますがやはり数年前から英検1級の面接試験は難しくなってきている傾向にあると思います
実際不合格だったという人も沢山いるし、以前以上に評価が厳しくなっているのも事実です
噂によると今回の行われたC日程の英検1級の2次試験では28点を取れていても不合格になったみたいです
僕自身2次試験は結構苦労させられましたし今不合格通知を受け取って辛い気持ちの人の気落ちはよくわかりますので今日は近年の英検1級の面接試験の対策や最近の試験の傾向に対して克服すべきポイントを考えていきましょう
最近の英検1級2次試験・面接の傾向は難しくなっている
ご存じの通り英検1級の2次試験は10年以上前と比べると試験おける採点や評価方法が変化してきていると言えます
恐らく英検の試験に変化が起こったのは何年か前に英検を大学のセンター入試に活用するとかそういう議論が出始めたころに大きな波が到来したんだと思っています
結局、政治家や文部省の官僚に英検が振り回されただけで英検の試験が大学のセンタ入試で使われることはありませんでした
その時国際社会だから英語力は大事なんで実用的に運用できる英語力を身に付けようみたいな話になってから英検の試験の採点方法が変化しました
例えばCSEスコアの導入がその例ですね
面接においてはどうかというとCSEもあるんですが、正確な採点を行うために受験者の音声を録音することや従来の2人にも面接官がする採点評価にAIの採点評価も加味されるようになったことです
★受験者の音声データの録音
★採点評価にAIが加わる
英検1級の面接試験は2人の面接官が採点するわけですがやはり人間の評価だけでなくAIという機械は採点に加わることでより正確な英語を喋れているかを確認するということでしょうか
この時点で一つ言えることは”自分が習得した英語の知識を発信できる能力”を今まで以上に重視しようという話であり難しくなってきているということ
私も英語を発信する力は非常に大事だと思うので英検の運営が考えることはごもっともなことだと思うんですが、受験者にとっては少し高い壁を登らなくてはいけなくなったわけです
・英語の発信力とその質
これが最近の英検1級の2次試験の一番の傾向の変化だと私は感じます
英語の発信力を測る試験!だからこそ対策すべきポイント
英語の発信力が重視される
英検1級の採点項目は4つありますが特に発音やインタラクションに関しては結構影響しているように思います
インタラクションと言っても単に会話するというだけではなく、難しい質問に対応できる英語力
つまりは対応力とかそういう部分です
発音については正しい音を出せているのかという部分は最近の傾向を克服する上で非常に大きなポイントになると思います
★正しい発音で音を出せている
特にAIなどのロボットならインタラクションや発音といった音に関してはかなり敏感じゃないのかなと思いませんか
瞬時に音の違いに違和感を感じるだろうし、会話のキャッチポールや対応力になどの評価もAIが採点する場合は得意分野なはずです
重点的にインタラクションや発音を矯正していくことは英検1級の面接試験の壁を克服する上で強い武器になるはずです
【合格に向けての対策】インタラクションにおいける対応力を伸ばすトレーニング
現時点において2次試験において点数が伸び悩んでいる人は英会話における対応力を伸ばす必要があります
単に話すだけではなく色々な時事問題を含めたどんな答えずらい質問にも対応できる能力を培うべきです
ちなみにここで誤解してほしくないことがあります
ここでいう対応力という言葉は”質問をかわす力”を差しています
英検の面接とか特にそうですが面接官が変化球の曖昧な質問とか、いきなり180度分野が違う質問を投げてくることがあるのでそんな時どのように質問を”かわす”かという話
私の実体験でもいきなり関係のない分野の質問がされることがありました
そういうとき
訳:うーん…あなたは凄く良い点を指摘していて、私はそのことを考えたことがありませんでした。ちょって私なりに考えさせてください。
などとつなぎ言葉を駆使して、考える時間を自分で作るようにしましょう
ゆっくりつなぎ言葉や時間稼ぎの言葉を話せば数十秒は考える時間を確保できるはずです
短い時間ですが、良いアイディアが思いつくかもしれませんし、そうなればラッキーなはず
それこそ対応力だと思います
以下に過去の記事を載せておきましたので是非参考にしてください
あとこれは別に対応力とは少し違うかもしれませんが、仮に全くアイディアが思いつかない場合は正直にその質問は答えられないので別の質問をしてもらえますかと返答するのも一つのテクニックかもしれません
そうすれば少なくとも別の質問を投げてきてくれるだろうし、限られた時間制限の中で答えられる質問にジャンジャン答えた方が合格に繋がるのではないでしょうか
これも一つの”質問をかわす”逃げの手段ではないのかと思いますw
ただこうした会話を通した対応力の練習は一人で出来るものではありません
相手が絶対に必要です
外国人の友達が周りにいないし中々日常生活で英語を話す機会がないという人は以下のようなオンライン英会話などを活用してトレーニングを行うといいです
オンライン英会話の代表格であるネイティブキャンプなら値段も手頃ですし講師に時事問題に対応した質問などをしてほしい旨を伝えると、要望に応じて対応してくれるはずですし会話力の感覚を維持するのにも有効です
【合格に向けての対策】正しい発音で英語を話すトレーニング
人のよっては英語の発音なんてあんまり気にしなくていいよという人がいますが正直なところ今現在の英検1級の試験ではある程度正しい発音で英語が話せないと難しい気がします
AIが採点の評価に加わってることも非常に大きな要素で発音は誤魔化そうにも誤魔化しようがない項目です
ただ、発音についてはなにもネイティブみたいな発音じゃないといけないかというとそうではないです
※帰国子女などネイティブの発音が出来るような人なら今の英検は有利かもしれませんが…w
実際の合格レベルの発音はあくまで正しい発音で英語の音を出せているかという話です
なので苦手な発音など一通りおさらいして舌の動きも意識しながらスピーチの練習などを英語を話す練習はしておくべきです
書店に行けば音声付の発音のテキストなど最近たくさん売られているので活用すると良いと思います


この本ですが私も一通り読みましたが非常にわかりやすかったのでお勧めです
発音に関しても自分で学習しても良いんですが、やっぱり自分で発音の矯正をするには限界があると感じられた方は学校に通うというのも一つの方法だと思います
以下の学校は発音矯正を専門に行う学校で発音矯正では有名な学校なのでリンクを貼っておきます
英検1級の面接前に発音矯正のレッスンをとある学校で受講しましたが確かに舌の動かし方や音の出し方など正しい英語の音の出し方を丁寧に教えてもらえたことは非常によかったです
それまで私もどちらかというと自己流で発音していた部分も多かったので勉強になりました
【重要】インタラクションや発音に対する意識を疎かにしない!
やはり英検1級の面接前の勉強ってみんな似たり寄ったりの勉強ですよね
具体的には大特訓などの英検1級の面接対策本ひたすら暗記するだけっていう人も多いと思います
とにかく内容を丸暗記&丸暗記で完璧に覚えて本番の試験において面接対策本に書かれているトピックと同じ内容のものが出題されたらラッキーと思ってる程度の意識の人も多いです
残念ながら英検の面接で対策本と同じ内容のトピックが出ることはほとんど運的な話で可能性は低いです
私自身、全く同じ内容のトピックなんて本番の試験でみたことがありませんし経験もないです
なので本に書いてあるスピーチのトピックがそのまま出題されることに期待することは余り意味がありません
勿論、対策本が無駄だとは言いませんしやっぱり面接対策の学習には欠かせないものに変わりはありません
実際に試験の流れを知るには対策本は有益なんですが、暗記だけでは面接に対応はできないです
暗記して単に話すだけならそれは暗唱大会のレベルなんで真のコミュニケーションではないし英語の発信力でも何でもありません
英語というのは言語である以上、対話の相手が必要なツール
話し手と言葉をキャッチボールしないといけないわけです
だからこそ英検の採点項目にインタラクションや発音の項目があるという話
発音が悪すぎて相手が話を聞き取れないなら会話が成立しない
逆に発音が良くても会話が一方通行の人も会話が成立しません
そういう意味でインタラクションや発音の項目は少しの努力でとテクニックで良い得点源になるはずです
特にインタラクションに関しては”あいづち” や ”つなぎ言葉” を上手く駆使するだけでも対応力は間違いなく上がりますので合格にさらに近づくことができるはずです
とにかくできることは最後までやりつくして頑張っていきましょう!
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