
旧TOEICと新TOEICの違いを考えてみる!
TOEICは過去に何度もリニューアルされています
私も旧形式のTOEICを受けたことがありますがその時は文法の正誤があったり、リーディング問題もシングルパッセージのみだったのを覚えています
昔と今では現TOEIC試験の方が文法問題の難易度が易しいですし問題数も少ない
一方、リーディングに関しては旧TOEIC試験の問題形式の方が問題数が少なく時間も余裕を持って問題を解くことができた記憶があります
改定前と改定後のTOEIC試験はどのように変化したのかを紹介します
旧TOEICと新TOEICの難易度の違い
私がTOEICを初めて受けたのは1990年代後半から2000年代前半だったと思う
この時と比べると今現在のTOEICは大きく変化しました
変化したというのは試験改定で今に至るまで2回ほどリニューアルされているという意味です
実は今のTOEICと昔のTOEICは出題される内容が大きく異なる部分があります
昔のTOEICはそうした部分が結構難しかったかもしれません
現行のTOEICはどうかというと、今現在の実践的なビジネス英語に沿った問題を出題しようという意図から問題の難易度は捻った問題が出されるわけではなく非常にストレートな問題が中心だ。唯一、昔と比較して難易度が上がった点はリーディングの文章量が多くなっただけだろう
なので現行のTOEICの方が間違いなく解きやすいし、速読能力を要求する点を踏まえるとより実践に即したテストに進化したのかもしれないです
それでは次に今では2000年前半までに行われていた旧TOEICの問題ってどんなものだったのかを詳しく見ていきます
旧TOEIC試験の問題構成(90年代から2000年代前半)
ご存じの通りTOEICは2000年代に入って計2回改訂されている
数年前に改定が入ってるのはまだ新しい記憶ですね
恐らく世間で旧TOEICテストというのは一つ前のTOEICのことを指すのではないかと思うけど、今回は本当の昔のTOEICテストの中身を見ていこう
説明ばかりしていてもしょうがないので内容は以下の通り

これがほんとの昔のTOEICの問題構成です
まず、思うのはPart 1の写真描写問題が20問もあったんですね
写真問題は一番簡単というかわかりやすい問題なんで改定で問題数を減らされたときに悔しがっていた人が多かったのを覚えています
会話問題とか説明文問題とかは今と似たような問題です
ただ、説明文問題や会話問題では昔は2者間の会話ものみでしたが改定により話者が1人追加された3者間の会話や問題に地図などのイメージ図から答えを導き出す問題が追加されたことが大きな変更点でした
そういう意味で改定によりリスニングは情報を整理をしっかり行わないといけないので難しくなったのかもしてません
リーディングについてはPart6に誤文訂正問題というのがあったんです
これは所謂英文の中から文法間違い箇所を選択する問題

このような問題形式で間違い箇所を指摘します
この問題が20問出題されるので、結構大変でした
今みたいな穴埋めの文法語彙問題なら語感を駆使して解くことができると思いますが、この間違い探しの問題は誤魔化しが効かない
ちゃんと分の構造や語法を理解しないと解けないので、この点は現TOEICより難しかったと思います
しかも、文を検証しながら解くので時間もかかってしまう問題です
Part7の解読問題が中身は今と変わりませんが昔はシングルパッセージのみでの構成でしたので今より文章量も少なく、現行と比較して難易度は低いと思います
旧TOEICの特徴
・今のTOEICより文章量が少なかった
・リスニングの会話や説明文問題は1者間又は2者間の会話のみ
・解読問題はシングルパッセージのみ
・誤文訂正問題があった
こんな感じだと思います
リニューアル後のTOEIC問題構成
現在のTOEICと昔のTOEIC試験の中身は結構違いがある
とりあえず前回の改定と直近の改定内容を比較した表を見てもらおうと思います

リスニングセクション

リーディングセクション
ここでいう旧形式問題というのは2回目の改定後の試験
このようにリスニングでは写真の描写問題が10問に減らされていて、誤文訂正問題が廃止されて長文穴埋め問題がが導入されたことやリーディング問題にダブルパッセージの解読問題が導入されたことが特徴でした
ちなみにこのときにアメリカ英語以外にカナダ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアの発音も吹き込まれるようになったと覚えています
やっぱそれだけみても昔のTOEIC試験より文章量、ボリュームは増えた感がありましたね
3回目のTOEIC試験改定(現TOEIC)
そして3回目の試験改定が行われて今現在のTOEIC試験が表の左側、新形式試験の欄です
改定といってもこの時代のものになると大幅な変更というのではなくマイナーチェンジのような感じですね
あくまで2回目の改定時、旧形式試験の問題をベースに各セクションの問題数を増やしたり減らしたりしています
リスニング問題では写真描写問題が6問に大幅に減少
応答問題も減らされています
会話問題は逆に増えていてこの時から3者間の会話も導入されたのも特徴ですね
あとは図表などの見て情報を読み取り聞いた内容を選択する問題もリスニングの後半に含まれるようになったことも特徴
リーディング問題では文法語彙問題が減少
長文穴埋め問題が増加
長文解読問題も増加した部分が大きな違いです
又、長文解読問題はダブルパッセージに加えて、トリプルパッセージも通過されるようになったのもご存じに通り
現在の試験問題の構成から読み取れることはやはり英語の運用能力に重きを置いているということ
文章量が増えてる時点で速読能力だし、リスニングで話者が3者に増えたこともより実践的な試験になったということかもしれないですね
確かに速読ができると仕事でも効率化が可能になるし、会議とかで話者が3~4人いることなんてよくあることですから…..
てなわけで今日も実践的な英語力を意識して英語学習に挑みましょう笑
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