
悲報 ジャニーズ事務所の会見不発に終わる
(スポンサーも戻らず….)
ジャニーズ事務所がジャニー喜多川氏の問題について会見
未成年者へ性的虐待を数十年近く行っていたことや社名変更について本日会見が行われました
東山紀之新社長やイノッチもまるで台本を読んでいるのかのように淡々と会見を進めていたのが印象的だった
問題はジャニー氏の問題だけでなく会見後、旧会社ジャニーズ事務所の後継会社、新会社スマイルアップの新社長に就任する東山紀之氏の過去の性加害疑惑をBBCが言及して世界に発信しています
やはり海外メディアの方が全く忖度がありません
早速BBCのニュース記事を紹介します
ジャニーズ問題を報じるBBCニュース記事~相変わらず日本メディアは忖度で弱腰…
Johnny Kitagawa: Hundreds seek compensation over J-pop agency founder’s abuse
ジョニー 喜多川: 数百人がJ-Pop芸能事務所の創設者の性的加害に対して賠償を要求
More than 300 people are seeking compensation for being sexually abused by Japan’s top talent agent, the late Johnny Kitagawa, his agency says.
300人以上の人々が、日本のトップタレントエージェントである故ジャニー喜多川氏から性的虐待を受けたことに対する補償を求めている、と彼の事務所は話した。
Allegations against Kitagawa, who died in 2019, came into prominence again after a BBC documentary inspired more victims to come forward.
2019年に亡くなった喜多川氏に対する疑惑は、BBCのドキュメンタリー番組がより多くの被害者に名乗り出るよう促した後、再び注目された。
In September, an independent inquiry concluded that the music mogul had abused hundreds of boys and young men over a six-decade career.
9月に行った独自の調査によると、音楽界の大物が60年間のキャリアにわたって何百人もの少年と若い男性を虐待したと結論付けました。
It also urged compensation for victims.
また、被害者への補償も求めた。
The Johnny & Associates agency on Monday revealed 478 people had responded to a website it had set up for recompense- 325 of whom were seeking compensation as victims. The agency said 150 of these people were former talents.
Johnny & Associatesは月曜日、補償のために立ち上げたウェブサイトに478人が返答し、そのうち325人が被害者として補償を求めていたことを明らかにした。事務所は、これらの人々のうち150人が元タレントであると述べました。
The pop agency renamed itself -SMILE-UP- and said the newly named entity would deal solely with identifying and compensating victims. A new company will be created to manage the talent.
ポップエージェンシーは自らを-SMILE-UP-に改名し、新しく名前が付けられた組織は犠牲者の特定と補償のみを扱うと述べた。タレントを管理するために新しい会社が設立されます。
The agency has said it will determine financial pay-outs for each victim on a case-by-case basis.
事務所は、ケースバイケースを原則として各被害者の金銭的支払いを決定すると述べた。
Earlier this year the agency had apologised to victims and following the inquiry’s findings, the then chief executive Julie Fujishima – Kitagawa’s niece- stepped down.
今年初め、事務所は被害者に謝罪し、調査結果を受けて、喜多川氏の姪である当時の最高経営責任者ジュリー・フジシマは辞任した。
She has been replaced by Noriyuki Higashiyama, a television star and singer in Japan who has also been accused of sexual misconduct – allegations he denied on Monday.
彼女は、性的違法行為で告発された日本のテレビスター兼歌手である東山紀之にに代わり退任しました-月曜日、東山氏は自身の性的虐待行為については否定しました
“I have never sexually harassed anyone. Some people may have felt I was power-harassing them, but it was 35-40 years ago, and I probably wouldn’t have been able to understand what sexual abuse is,” he said.
「私は誰かにセクハラをしたことはありません。私が彼らにパワーハラスメントをしていると感じた人もいるかもしれませんが、それは35〜40年前のことであり、性的虐待が何であるかを理解できなかったでしょう」と東山氏は述べた。
Upon taking the leadership mantle in early September, Higashiyama said the agency was not sure if it would depart from the Johnnys name.
9月初旬にリーダーの地位の就任したとき、東山は、事務所がジャニーズの名前から改名するかどうかはわからないと述べていました。
The restructure is believed to be an attempt to win back public acceptance – major Japanese companies such as Nissan, Asahi and Suntory dropped the agency’s talent after the inquiry.
この組織の再編は、世間の問題を把握してもらい信頼を取り戻すための試みであると考えられていますが日産、アサヒ、サントリーなどの主要な日本企業は、調査後にタレントの起用を見送っています
The Kitagawa scandal in Japan has drawn comparisons with Hollywood mogul Harvey Weinstein who was convicted of rape and sexual assault.
日本での喜多川氏のスキャンダルは、レイプと性的暴行で有罪判決を受けたハリウッドの大物ハーヴェイ・ワインスタインと比較されています。
However Kitagawa never faced criminal charges and he remained a revered figure until his death at age 87 in 2019 – with his passing also drawing public condolences from Japan’s prime minister at the time.
しかし、喜多川氏は刑事告発に直面することはなく、2019年に87歳で亡くなるまで尊敬される人物であり続け、彼の死去は当時の日本の首相からも国民の哀悼の意を表しました。
The J-pop industry titan was seen as one of the richest and most powerful men in Japan. For decades, he was responsible for launching the country’s most famous boybands and artists.
J-POP業界の大物は、日本で最も裕福で最も強力な男性の1人と見なされていました。何十年もの間、彼は国内で最も有名なボーイバンドやアーティストの立ち上げを担当していました。
His abuse was also considered an open secret in Japan’s music industry. He faced allegations for much of his career and some cases against him were even proven in civil court- however he also successfully sued for defamation over those reports and always denied wrongdoing.
彼の虐待は、日本の音楽業界でも公然の秘密と見なされていました。彼は彼のキャリアにおいて多く虐待疑惑の申し立てに直面し、彼に対するいくつかの訴訟は民事裁判所で証明されました-しかし彼はまたそれらの主張に対して上手く名誉毀損で訴え、常に不法行為を否定しました。
Most mainstream Japanese media also did not cover the allegations for decades, prompting accusations of an industry cover-up.
ほとんどの日本の主流メディアも何十年もの間疑惑を報道しておらず、告発に対して業界の隠蔽工作に加担した
Then in March, the BBC’s documentary Predator: The Secret Scandal of J-Pop which detailed Kitagawa’s abuse was aired, sparking national discussion and calls for a full investigation.
その後、3月には、喜多川氏の虐待を詳述したBBCのドキュメンタリー「プレデター:J-POPの秘密のスキャンダル」が放映され、全国的な議論を引き起こし、しっかり調査されるよう呼びかけられました
Several victims told the BBC they thought their careers would be harmed if they did not comply with Kitagawa’s sexual demands.
何人かの被害者はBBCに、喜多川氏の性的要求に従わなければ、彼らの仕事に飽き影響が出るだろうと思ったと語った。
The broadcast led to more victims coming forward – including a former J-pop idol Kauan Okamato- who deliberately held his press conference at the Foreign Correspondents Club in Tokyo for international media. He revealed he had been sexually abused by Kitagawa for four years, from the age of 15.
この放送は、元J-POPアイドルの岡本カウアンが東京の外国特派員クラブで国際メディアのために意図的に記者会見を開いたことで、より多くの犠牲者が名乗り出ることにつながりました。彼は15歳から4年間、喜多川氏から性的虐待を受けていたことを明らかにした。
He and several other victims spoke out after the resignation of Ms Fujishima last month. Her resignation also marked the agency’s first public acknowledgement of Kitagawa’s crimes.
彼と他の数人の被害者は、先月の藤島氏の辞任後に話した。彼女の辞任は喜多川氏の犯罪を事務所が初めて公に認めたことになると。
One man who identified as a victim spoke at a press conference held by the Johnny’s Sexual Assault Victims’ Association.
“I’ve learned that if you decide to act, you can change things. We don’t have to walk looking down – we can look forward,” he said.
被害者と名乗る男性は、ジャニーズ性的暴行被害者協会が開いた記者会見で話しました。
「行動すると決めれば、物事を変えることができることを学びました。下を向いて歩く必要はありません-私たちは前を向くことができます」と彼は言いました。
Johnny Kitagawa: Hundreds seek compensation over J-pop agency founder’s abuse – BBC News
BBCニュース記事抜粋
日本の大手メディアは会見後大きくは報じないから結局は忖度
ジャニーズ事務所の問題に関して大手のメディアは忖度しているからか触る程度でしか報じないし、強くは批判していないように思えます
政府御用達の某コメンテーターなんて何が問題なんだとまるで火消しに走るようなコメントを繰り返していて違和感を覚えますがやっぱり海外メディア、特にBBCニュースなどはこういう性的虐待問題について忖度なして記事を出しています
あとは日本でもフリーランスの記者の方しか真実を報じていないようにも感じます
インターネットのヤフーニュースなどを読んでみるとコメント欄には被害者を売名行為だとか、ジャニーズ事務所世話になっといて恩を仇で返すのかなど酷いコメントで溢れていたりします
日本人の知性や良識ってこんなレベルなのかということには驚きです
恐らく過激なコメントを書いている人って熱狂的なジャニオタの人だとは思いますが、仮に多くの日本人が似たような考えならもっと広い視点で物事を考えないと世界の常識・価値観に取り残されて衰退の道を歩むだけでしょう
ダメなことはダメと、正しいことは正しいと国民一人一人が自分の頭で判断できるようにならなければヤバいことになるだろうし最早日本に将来性なんてないかもしれないですね
まとめ スポンサー離れは相変わらず~無意味に終わったジャニーズ事務所の会見
BBCの記事でも書かれている通りでスポンサーがジャニーズタレントの起用を相変わらず見送っています
それは当たり前の話で海外に進出している大手企業がジャニーズのタレントをCMなどで起用し続けると世界でこの会社は性的搾取してる加害者側のタレントを起用しているのかという誤解が生じるからです。
莫大な金をジャニーズに払うわけで企業であるスポーンサーには起用を継続しても意味がないし寧ろイメージダウンにもなる
日産やサントリーも会見後もジャニーズにタレントの起用を見送る判断をしています
しかしジャニーズ事務所は往生際がわるいというか、1回目の会見で社名を変更して旧事務所は解体~新会社設立と決めていれば上手く乗り切れたのかもしれないのに見事に墓穴を掘った感があります
なんにしても初動の対応が大事ですよね
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