
英語を勉強している時いろんな疑問の壁にぶち当たるときがあります
特に文法の細かな知識なんて苦手意識がある人が多いはずです
そういえば海外帰りの帰国子女の人とかでも発音もネィティブ並みで日常会話はペラペラ話せるのに何故か文法はさっぱりで知識がない人って結構多いんですよね
私は大学の時は外国語大学の英米語学科で勉強していました
そういう環境に居たことから実際に英文法があんまりという人もたくさん見てきたんで、英語を学習するのならやっぱり中身のある英語力を磨きたいと思い英文法に関しても結構やり込んだのを覚えています
今日はそんな英文法を学習している人が良くぶち当たる疑問である自動詞と他動詞の見分け方について紹介しようと思います
これホントチョー簡単な見分け方なんでTOEICや英検などの資格試験の勉強をしている人や趣味で英語を勉強している人に限らず大学受験の勉強をしている高校生の人にもおススメの方法です
自動詞と他動詞を見分ける良くある解説
よく英文法の参考書を読んでいると自動詞と他動詞についてやたら難しい表現で説明していたり結局なんなのって感じで疑問しか残らない本とかもあります
ただ、基本的な解説に関してはどの英文法の参考書を読んでも”目的語(名詞)”動詞の後に続いているかどうかで判断すると書いてありますよね
例えばこんな感じ
・動詞+名詞(目的語)
※動詞に ”を” ”に” を含む
自動詞とは?
・動詞
※動詞に ”を” ”に” を含まない
つまり
他動詞とは動詞の後に名詞が続いているもの
自動詞とは動詞の後に名詞が続いていないもの
などと解説しているのが基本的によくある参考書のパターンです
確かにそう解説しているのを聞いてみると成程そうなのかと納得が出来るのですがわざわざ動詞の後ろに名詞がくっ付いているか否かを見なくても自動詞か他動詞かを見分ける簡単な方法があります
知っておけば複雑に入り組んだ英文を読むときや英文法の問題を解くときに瞬時に判別できるので非常に便利です
【必見】自動詞と他動詞を瞬時に見分ける方法
既に解説した通り動詞の後に目的語が続くかとか動詞に”を” や ”に”を含むかどうかで一々検討すると面倒ですよね
そこで瞬時に楽々見分ける方法を使います
この方法は動詞に質問を投げかけるか受け流すかで見極める方法です
例えば
自動詞の場合、動詞に対して”あっそう”と聞き返してみると話が完結するという特徴があります
他動詞に場合。動詞に対して”何を”と聞き返してみると対話が上手く成立する特徴がある。
具体的に見てみましょう
know :知る という単語
これは他動詞です
なぜならknowという言葉をみて”何を”と聞き返してみてください
そうすると対話が成立します
know←”何を” 知ってるの?
逆に”あっそう”というと相手に失礼な感じがするし聞き流してるだけで違和感があり対話になりません
つまり動詞に対して自分で何をと質問するだけで他動詞だと特定できるんです
自動詞の方も見てみましょう
Sleepという単語
sleep: 眠る
これに対して”何を”と聞き返すと意味不明です
逆に”sleep:眠る” と言われて”あっそう”と聞き流したら自然な会話ですよね
寝るよ←あっそう
寝ることに対して敢えて”何を”と聞くことはおかしいですからsleepは自動詞と判断できます
★自動詞なら”あっそう”なんだと聞き流して違和感なければ自動詞
こういうやり方なら一々目的語が続いているとか動詞に”を” ”に” が付いているかとかわざわざ訳して考える必要がなくなります
瞬時に判別することが可能になるわけですね
他動詞や自動詞を使った例文をみてみる
ちょっと例文を見てさらにイメージを広げてみましょう
まずは他動詞から
他動詞とは既に述べた通りに”何を”と返答しても違和感のない動詞
教科書通りに書かれてる解説では動詞の後に目的語が続く動詞、”を” や ”に” が動詞についてるなどという特徴があります
他動詞の例文
He showed me around the school.
訳:彼は私に学校を案内してくれた
まず動詞に”を” や ”に” が付いています
そしてshowed meと動詞の後に目的語が付いているので他動詞と判断できます
今回学んだ判別方法である”何を”という言葉を動詞にshow:案内する、みせる に投げかけてみると自然な対話ですよね
案内する←何を?
これで他動詞と瞬時に判断できるわけです
自動詞の例文
He slept at 10:00PM
これはsleptが動詞で at 10PMが前置詞で目的語ではないです
そこでsleptに対して”何を”と投げかけてみると意味不明ですし対話として不自然
逆に”あっそう”と聞き流すと自然ですよね
だから自動詞なんだと判断できるわけです
※自動詞の後には前置詞以外に副詞が続くパターンも良くあります
He swims so fast.
これは so fastと副詞が続いている
swimsに対して”何を”と投げかけてみると意味不明な会話成立です
”あっそう”と聞き流すと自然な会話になりますよね
彼は泳ぐ←”何を”は明らかにおかしいですから自動詞だとこのケースも見分けることができます
間違って使う人が多い自動詞のような他動詞:discuss
実はdiscuss:~について議論する)
ですがこのdiscussという言葉は他動詞なのに何故か前置詞を後付けして話す不思議な人がいます
例えばdisucussの後に付けなくてもいいaboutを付ける人とか会社でも良くいませんか?w
discuss(について議論する)は他動詞です
なのでdiscussを使用するする時はaboutなどの前置詞を付けてはいけません
discussの後は前置詞ではなく目的語で繋げましょう
I discussed the problem with him
こんな感じです
実はTOEICでも他動詞に関する文法問題でdiscussに続く選択肢にabout を含めて引っ掛けてきたりするケースも良くあります
実際discussが問題の論点になっているケースも私自身TOEICの試験で何回も見たことがあります
そういう時は間違えることなくabout何度の前置詞は消去してちゃんと目的語を選択す
るようにしましょう
他動詞や自動詞を瞬時に見分けれると試験などでも時間短縮に繋がります
実際に資格試験を含めた英語の試験において他動詞や自動詞をちゃんと理解しているのかという点を論点にした文法問題は多いです
こういうときこれって他動詞だったかな?自動詞だったかな?などと混乱する時がありますよね
前置詞とかでいかにも名詞句っぽく書かれていたら短い時間で判断しないといけない時に騙されてしまう可能性だってあります
なので自動詞や他動詞を判断する方法をいくつか知識として頭に入れておくと結構便利です
まとめ
★他動詞なら”何を”ですかと聞き返して違和感なければ他動詞
★自動詞なら”あっそう”なんだと聞き流して違和感なければ自動詞
こういう考え方もあるんだと一つに知識として覚えておきましょう
こういう正しい英語表現は以下のようなオンライン英会話などで実践的に英語を話して色々指摘してもらうことでも英語表現の違和感に気づきやすくなります
特にdiscussの後にabout を付けるなどの間違いをする人が多いのも驚きですが、実践的な英語に親しんで色々指摘してもらうことで自然と修正されていくはずです
では良い週末を!
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