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英検1級長文穴埋め問題を解法テク



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はじめに

今日は英検1級の長文穴埋め問題を解いてみようと思う

こういう問題は3パラグラフから構成される長文なのでリーディングの解読力を上げて、尚且つセンテンス前後関係を推測する訓練に役立つと思うので良い勉強になるのではないでしょうか。

実際に問題を解くために文を読まないといけないんで面白みがありますし、ブログとして記事を書いていく上で断片的にピックアップできるんで取り扱い易いという私的な都合でもありますけど笑

問題を実際に見ていただいて感覚を養ってもらえればよいかと

ちなみにこの問題は実際に出題された問題なので実践問題になりますのであしからず

本日は簡単で読みやすい内容の問題を1パラのみセレクトしました

英検1級長文穴埋め問題

以下が本日のお題になります

どちらかというと平坦な文章で読みやすいかと思いますので是非チャレンジしてみてください

解説と英訳

英訳

1750年にイギリスに住むアメリカの医師であるジョン・ミッチェルはイギリスの高官であるハリファックス伯爵からの依頼で北アメリカの地図を作成する任務に就いた。当時のイギリスとフランスの関係はフランスが軍事要塞を建設した北アメリカの植民地支配に関する領土問題を巡りピリピリと張り詰めた状況であった。植民地の管理を任されていたハリファックスは政府の支持を得た上でフランスの侵略に抵抗することを決意する。ミッチェルに作成を任せた地図は(26:この目的を引き継いだものであった)。ミッチェルはイギリスの北アメリカを自国の領土であるとする主張を支持しており、彼のこうしたイギリスひいきの考え方は初期の彼の作成した地図における、イギリスの領土主張に関する数々の注釈事項や国境線の引き方においても顕著に見受けられた。そうした彼の考えはフランスの領土が少なく示されている、後々に発刊された地図においてもみることができる。これらは政治や世論を揺るがずことに影響を与え、植民地支配の利益について、二国間で繰り広げられた激しい争いに繋がる出来事を加速させた。

解説

前提としてアメリカ人のミッチェルさんはイギリスひいき人だったんですね

そして彼はイギリスの貴族であるハリファックス伯爵の依頼で北アメリカの地図を作成する

当時の北アメリカはフランスとイギリスが植民地支配の領土問題を争っていたわけ

そういえばブログ著者である私が5年近く生活していたカナダなんて正にイギリスやフランスから独立した国だし、今でもケベック州やオンタリオ州だのフランス語圏が多く残ってるのがその名残ですね

ちなみにカナダの公用語は英語とフランス語です

そして

イギリス寄りの偏った思考である、ミッチェルさんが作成した地図にはイギリスが優遇されて、フランスが領土が少なくなっていたわけです笑

フランスにとったらたまったもんじゃないという話ですね笑

そんな感じの話の流れです

ではパラグラフの(  26  )に入る選択肢を検討してみよう

解答をみると少しい複合センテンスが書いてありますので、(  26  )の前後で文脈を検討しなければなりません

この文を見る限り(26)の後ではなく前にヒントが隠されてそうですね

フランスとイギリスが領土問題でもめていた→植民地を管理していたイギリスのハリファックス伯爵がなんとしても政府の支持や世論を獲得したい→ミッチェルさんに地図作成依頼

という3段階の話の流れ

空欄26をみたらその前部にはThe map he commissioned Mitchell to make( 26 )

と書いてある

つまり鍵はミッチェルの地図にあるということ

ここで英語を読み解く上で考えないといけないのは

何故???

ということ

何故、この地図をハリファックス伯爵は作りたかったのか???

何か根拠や理由があるはずです

じゃあ考えて見ましょう

地図を作ってくれという依頼

コレは要求でありクレームです

欧米人はロジカルな人たちなんで根拠なしに発言はしないはずです

ロジカルな言語それが英語なんですね

地図を作る理由、根拠が答えであり、その選択肢を選べばいいわけです

その地図を作る理由は北アメリカのフランス支配を防いで、イギリスの支配下に置くために国民や政府の支持を取り付けたい

※地図とか視覚的なものがあればわかりやすいですから

だから地図を作りたいという話ですよね

答えは

3)succeeded in this objective(この目的を引き継ぐ)

コレしかマッチしませんよね

この目的ってのが何かというと、北アメリカのフランス支配を防いで、イギリスの支配下に置くために国民や政府の支持を取り付けたい という話

しかも地図作成者のミッチェルはイギリスひいきな人なんでハリファックス伯爵にとっても都合がよく利用できそうな人だったわけです

いかがでしょうか?

こういう歴史的な背景を読み解くのも英語学習において面白い要素だと思います

チェックすべき英検1級英単語

bias:偏りがある、バイアス

annotation:注釈

sway:揺らぐ(感情などが)、揺れる

fiercely:激しい

rally:~を獲得する、~を得る

今日は長文を1パラ丸ごと取り上げてみました

ではまた



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