先週英検1級の3回目の1次試験が行われました
1級に限らず準1級でも2級でも全ての級でも同じなんだけど、とりあえず良く出来た人も不発だった人もお疲れ様と言いたいです
僕が数年前にやっとの思いで英検1級の1次試験に合格したときも、万年受験生&日本英語検定協会の常連客であった立場からしたら本試験会場でのあの独特な重たい空気は毎回嫌なプレッシャーでしたし、問題を解き終えた後に一気に疲労感が押し寄せてくることも理解できます。
受けた人なら分かると思うけど英検1級の試験会場ってTOEICや英検のそれ以外の級とは違い、独特の雰囲気がありすぎる
やっぱ、1級を受験する人たちなんで最低でも準1級やTOEIC900以上ある実力の持ち主たちが集まっていることもあるけど、準1級とか比較して受験者の年齢層も高いんですよね
無論20代、30代の比較的若い人たちもいるけど、凄い経験がありそうな英語の達人みたいな英語教育関係者とか予備校の先生とか白髪の年配な人もかなり沢山いた記憶がある笑
そして
あ~いまからこんな人らと勝負しないといけないのかと思うとさらに気疲れするわけ笑
そういうのも本番の試験の後は疲れる原因かもしれません
そんなわけで、1次試験から1週間が経過して自己採点の結果2次試験に進むかもしれないそわそわしてる運の良い人はそろそろ次の2次試験に向けての勉強と対策を考えないといけないと思います
最近よく勘違いされてる人が多いけど、2次試験なんて詰まらず話せば合格するとか簡単だとか、合格率は50パーセントあるから簡単とかいう情報が流れていますが、それらは全部嘘だよって断言しときます
確かに昔の改定前の英検なら1次試験合格したら2次は高確率でなんか話しとけば受かるってのはあったみたいですが、改訂後の英検1級の2次試験は難化しており不合格になる人が多く3回の1次試験免除申請の切符を使い切ってしまう人も結構いるみたいです
なので現在の英検1級の2次試験の合格率が50%以上(2人に1人合格)ということはまず有り得ませんので試験を受ける人は気を引き締めて勉強してください
さて、本題の具体的な英検1級の面接試験の対策ってどうすればいいんだという話ですが1次試験の記述試験である英作文の延長線上にあると言う認識でいいです
もし、1次試験対策で英作文を沢山練習で書いて作成したストックがある人ならその内容をまず暗唱できるくらい頭に入れることが重要ですね
実は私は1次試験対策でそんなに沢山英作文の練習はしなかったんで1次に合格して2次試験を受けるときあまりストックがなく困りましたがとりあえず薄っぺらい下記の旺文社の英検1級2次試験対策用の問題集を買ってそのトピックについて自分の意見を含めてエッセイを書いてみて暗唱できるくらい暗記しました
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ただ、これをやったからといってこの中に書いてあるトピックと同じものが2次試験で出るというわけではないですが、試験まであまり時間がないという人でとりあえず本番の試験の流れやスピーチの練習をしたいと言う人にはおススメです
というのは私は1次試験合格通知がきてから2次試験の勉強を始めたんであまり分厚い本を買って対策する時間がなかったことからこれで勉強するしか選択肢がありませんでした
ちなみにこの本にはサンプルの問題含めて大体15題~16題くらいの問題が載ってるので手軽と言えば手軽です
なので英作のストックがなくこれから2次の勉強を始める人はまず、トピックに対して自分の意見を含めて英作を書いてから、暗記するとことから始めるといいです
それしか方法がありませんから笑
そこで英検面接でのスピーチ内容の英作についての注意点です
面接問題集に英語の資格試験の学校の先生が書いた立派な問題が書いてあります
みると、”序説のオープニングセンテンス(問題提起 Yes or No)~根拠1~根拠2~根拠3~結論”というような素晴らしいモデルスピーチが書いてあるわけです
こんな立派な内容のスピーチなんて出来ないよと思うかもしれません
はい、そうです
それでいいのです
正直、本番の試験において、初めて見る難しいトピックに対して瞬時に問われている議論の内容に対して3つの根拠や理由を1分で考えるのには余程の知識人やそのトピックに関連した仕事をしている専門家以外は難しいと思います。ましてや、同時にスピーチの構成(序説はどう切り出すか???)など考えないけないんでね・・・・
なので以下のスピーチ構成で十分です
パターン1
”序説のオープニングセンテンス(問題提起Yes or No)~根拠1~根拠2~結論”
自分の意見に関する根拠は2つだけで十分です
無理して3つ話そうとするとスピーチ時間をオーバーする危険もあるし、根拠が2つだけのほうがゆっくり話せるし制限時間内にスピーチをキメられます
実は私も1回目の面接は不合格でした
そのとき誤解していて3つの根拠を話せないと不合格になると勘違いしていて、結局あーだこーだ考えているうちに時間切れでグダグダなスピーチになったと記憶していますね
なので自分の意見に対する根拠(理由付け)は2つで十分なのです
別に対策問題集のモデルスピーチのように完璧に3つ根拠を話す必要はないということです
パターン2
”序説のオープニングセンテンス(問題提起Yes or No)~根拠1~結論”
このパターンはガチでわかんないトピックのスピーチしか出題されなかった場合の最終手段です
この場合、とにかく無理矢理でも
私はこう思います(YES or No)~何故なら(根拠1)だからです~なのでこう思います
と言う構成で乗り切りましょう笑
無理してわかんないトピックに対して通常通り2つの根拠を考えるより1つの根拠をアドリブ入れながら話したほうがまだスピーチ中考え込んだり、詰まって沈黙してしまうよりまだ合格する可能性が出てきますから
実際一か八かで1つしか根拠を話さずスピーチして合格してる人もいますからね
それは英検1級対策をやっている先生も話されていたんで確かな情報です
最後に”序説のオープニングセンテンス(問題提起 Yes or No)~根拠1~結論”の問題提起と結論は同じ内容をリピートしてOKです
私はこの問題に対しては賛成です~何故なら???だからです~従いましてこの問題に対しては賛成です
みたいな…
オープニングでの問題提起なんて、難しく考えずにホント1センテンスか、2センテンスくらいの文量で十分
問題集の完璧なスピーチのように飾る必要はないし、シンプルに話せばいい
てなわけで1月21日がA日程、1月28日がB日程となっていますが2次試験を受ける人はあまり問題集に書いてあることに惑わされることなくスピーチの対策を立てることをおススメします
ではまた